脂肪の蓄積を抑制する糖質・トレハロース
トレハロース。上品な甘みを持つことから近年食品などに利用されるようになった成分で、宇宙人親子が登場するテレビコマーシャルで一躍有名になったことは皆さんもご存じのことだろう。
近年の健康志向により、カロリーや糖質、脂質を「ゼロ・オフ」にした食品が出回るようになっている。しかし糖質は本来、脳に必要なブドウ糖を生成するために必要不可欠なものであり、これが不足すれば脳機能の低下や脳の栄養不足による過食を招くことになる。そこで林原生物化学研究所は、体内でブドウ糖へと変化するトレハロースに着目し、これまでの研究でインスリンの分泌が緩やかであることを発見した。
今回の実験では、高脂肪の食事と水やトレハロース、グルコースなどを摂取させた計7グループのマウスの健康状態を調査した。

これまで糖質といえば「脂肪に変わるもの」、「控えるべきもの」として認知されてきたが、同じ糖に分類されるトレハロースが脂肪の蓄積を抑制することがより多くの人に認知され、利用されるようになれば、ダイエットやメタボ対策への考え方もこれまでとは違ったものになるだろう。