「恋の六法全書~ ガールズトークは“罪”ですか?」
女子会のガールズトークで、その場にいない誰かの陰口を言い合って、盛り上がったりしていませんか?
匿名であれ、インターネットのブログや掲示板も要注意。
いわゆる、新聞やニュースでよく話題になる “名誉毀損”という犯罪にあたる危険があるのです。刑事裁判ともなれば、なんと最高で懲役3年の刑をくだされることも。民事では慰謝料の支払いや謝罪広告の掲載命令が科されます。
そこで、この度、出版されたのが “法律を知って、恋愛力を上げる”新感覚の法律書『恋の六法全書 ガールズトークは“罪”ですか?』(株式会社阪急コミュニケーションズ/長嶺超輝・
著)
ベストセラー『裁判官の爆笑お言葉集』で知られる司法ライターの著者が、恋する女性たちに向けて書いた、まったく新しい“恋愛法律相談”本。
推定無罪で誰かの悪口を言う、方法は?
では、同書から一部抜粋の有罪にならないように誰かの悪口を言う、一番いい方法とは?
(1) 「ココだけの話だから!」…口の堅い人たちにコッソリ話せばいい。
(2) 「正直に言っているし!」…本当の出来事を、ありのままに話せばいい。
(3) 「アハハ、冗談だって」…訴えないように本人を説得すればいい。
(4) 「あのボケ!ダメ男が!」…あんまり具体的なことを言わなければいい。
(5) 「キーボードでカタカタカタ」…パソコンでネット掲示板に書き込めばいい。
「名誉毀損」とは、ある人物の性格や行動をあげつらい、何か具体的なストーリーに乗せながら、人格を否定して、世間から評判を下げようとすること。
インターネットの掲示板やブログ、ツイッターなどを使えば、他人の社会的評価をおとしめる文章や画像などを、どこの誰にでも大勢に知らせることができるので、より悪質となる。
よって、答えは(3)。
悪口を言った自分を訴えないように、その本人を説得することが大事なのだそうだ。
さらに、著者の長嶺氏によると「(もちろん男性同士のトークでも同じだが)言っていい悪口と、言ってはならない悪口がある。
“元彼”“上司”などに仕返ししたくて、(匿名でも)その人を具体的に特定できる言い方で、隠したい身体的特徴や不倫関係、特殊な性癖などを暴露すれば、それが嘘でも本当でも、もし相手に訴えられれば名誉毀損になる危険性が高い」との指摘。
そのほか、『恋の六法全書 ガールズトークは“罪”ですか?』では、
●同棲恋人との別れ、お金を出し合って買った地デジのテレビは持ち出せるか?
●彼氏の携帯電話を勝手にチェックしたら法律的にどうなる?
●恋人への束縛の厳しさが犯罪になる場合は?
●噂のカレログって、使っても大丈夫?
などの身近な疑問を、ドラマ仕立てのケーススタディに沿ってクイズ形式で法律解説。「常識的な感覚」と「法律的な結論」のミスマッチぶりを明らかにしながら、とかく難しく思われがちな法律を、身近にそして楽しく考える内容になっている。
【著者・長嶺超輝/ながみね・まさき】
1975年長崎県生まれ。九州大学法学部を卒業後、弁護士を目指し、塾講師・家庭教師をしながら司法試験を受験。7回の不合格を重ねて懲り、法律ネタを専門とするライターを目指して上京。初の著書『裁判官の爆笑お言葉集』(幻冬舎新書)が30万部を超えるベストセラーになる。
その他の著書に『裁判官の人情お言葉集』『47都道府県これマジ!? 条例集』(いずれも幻冬舎新書)、『ズレまくり!正しすぎる法律用語』(阪急コミュニケーションズ)、『サイコーですか?最高裁!』(光文社)などがある。

法律が教えてくれる、もっと素敵な、もっと上手な恋の仕方。
『恋の六法全書 ~ ガールズトークは“罪”ですか?』長嶺超輝〔著〕 amazon.jp