国連基金東京事務所、10月31日生まれの希望者に70億人目認定書を配布
人類が誕生してから10数億年、1998年に60億人に達したが、わずか13年で70億人を超えることがUNFPAの発表で明らかとなった。
それに伴い、日本では、70億人到達を機に貧困や女性への不平等、都市化など人口にまつわる世界のさまざまな課題を考えてもらう契機として認定証を出すことを決めた。日本で31日に生まれた赤ちゃんすべてを「70億人目の赤ちゃんの一人」として希望者に認定証を贈る。
近年日本では少子高齢化が社会問題となっているが、日本の少子化の背景には、「産みたくても産めない」現状があるのではないだろうか。逆に開発途上国では、多くの女性が望む数以上の子どもを作らざるを得ない状況に置かれている。
日本も開発途上国も、それぞれが抱える課題の根本にあるものは同じなのである。世界人口が70億人を超える記念すべき日にもう1度、1人1人が人口問題について考えたいものである。
なお、「70億人目の赤ちゃんの一人」の認定書は11月30日締め切りで、郵便かメールで受け付けている。詳細は「70億人の世界×70億人のアクション」キャンペーンホームページに掲載されている。
UNFPA 国連人口基金東京事務所