乃木坂46がAKB48のライバルになる日

国民的アイドルグループAKB48に対し、最初から対抗馬として作られたのが乃木坂46だ。そんな乃木坂46が最初のシングル「ぐるぐるカーテン」を2月22日にリリースした。

乃木坂46は、2011年8月22日に結成された。応募総数3万8934名から選ばれたわずか36名の精鋭たちである。そのうち2名が辞退したため、現在34名で構成されている。メンバーは、ミスマガジングランプリやミスマガジンベスト15に入っていたり、元ももいろクローバーのメンバーだったりと、ツワモノぞろいだ。年齢も14歳～21歳とAKB48に比べてやや若い。

デビュー前にAKB48のイベントで「ぐるぐるカーテン」を披露した際、「私たちには超えなければならない目標があります。その目標とは･･･AKB48です。」と泣きながら語り、AKB48の観客にアピールした乃木坂46のセンター生駒里菜。AKB48の峯岸みなみらは、フレッシュなライバルの登場に「ファンを持っていかれる」と危機感を募らせたようだ。

だが、AKB48は、2005年から秋葉原を出発点として、徐々に人気を高めてきた。今日ある姿は、これまでの艱難辛苦の賜物である。若くて可愛いから、即ライバルになるとはとても思えない。AKB48というモデルがあってこその乃木坂46である。時代の寵児、稀代のプロデューサー、秋元康氏の次の1手はどうなるのか。乃木坂46の動向を通して、しばらく観察してみたい。



乃木坂46公式サイト