カバー力を保って立体感も生み出す
日本メナード化粧品株式会社は、独立行政法人産業技術総合研究所 中部センター サステナブルマテリアル研究部門と三信鉱工株式会社との共同研究により、光透過性と紫外線遮断効果の両方の機能性を兼ね揃えた新紫外線防御粉体を開発した。
この粉体は、透過性が高く絹のような美しい光沢を持つ「絹雲母」の表面に、紫外線を遮断する効果のある「微粒子酸化チタン」を新複合化技術「ナノ噴霧プロセス」にて均一に点在させた複合粉体だ。
若々しく立体感のある仕上がりと紫外線防御効果を兼ね備えたファンデーションへの配合を目指し、開発したもの。一般的に、紫外線防御粉体はカバー力が高いため、ファンデーションの持つ立体感を生み出す反射光を遮ってしまう。
この複合粉体は絹雲母の透過性を生かし、立体感を生み出す反射光を透過させることができるため、立体感と紫外線防御効果を両立できる粉体だ。立体感を生み出す反射光の効果を損なわせず、紫外線を防御することができることから、「立体UVパウダー」と名付けられた。
「立体UVパウダー」は、同社高級ファンデーション「エンベリエ パウダーファンデーション」に応用される。
新開発の立体UVパウダーは、立体感を生み出しながら、紫外線も防げるスグレモノ。来春の新製品への応用が、今から楽しみだ。
日本メナード化粧品(株)リリース